こんにちは、当サイトにお越しいただきありがとうございます。
ギターの保管では、湿度管理がとても重要です。管理人もオール単板のアコギをもっているのでとても湿度を気にしています。
この記事では、主要なメーカーの湿度管理と湿度に対する対策についてまとめました。
この記事でわかること
- Martin、Taylor、YAMAHAとも湿度を50%に保つことを推奨しています
- 極端な乾燥や湿気は、ギターのコンディションに悪影響を及ぼします
- 湿度対策には簡単な湿度調整剤がおすすめです
こんにちは!当サイトにお越しいただきありがとうございます。 管理人は、オール単板のアコギを持っているので湿度管理には人一倍気を使っています。 ギターの湿度対策は別記事でも紹介しているように、とても重要です。 [siteca[…]
各メーカーの湿度管理に対する考え方
主要3社とも「湿度管理」について表現は異なるものの、「湿度50%前後」をキーワードとしてあげていますね。
Martinの湿度管理に対する考え方
ギターの環境には常に注意を払う必要があります。加湿器、除湿器等を利用して相対湿度50%になるようにしてください。
引用元:マーティンギター保管マニュアル, p3, 3.相対湿度とは何か?
相対湿度50%がギターのような木製品の効果的な保存に最適であると考えられます。興味深いことに人間も湿度50%当たりが最も快適であるといいます。
引用元:マーティンギター保管マニュアル, p4, 5.適度な湿度とは?
Taylorの湿度管理に対する考え方
Taylor Guitarsでは、アコースティックギターに適した湿度は40%~60%の間を推奨しており、50%前後がより良いと環境として保管状態を考えております。したがいまして、現在の雨季や夏季の湿度環境下では、ユーザー様ご自身の保管環境にて、デジタル湿度計と湿度調整材などの専用器具を使用していただき、上記の適正な保管状態を保つ必要がございます。
YAMAHAの湿度管理に対する考え方
一般的に、ギター等の木材を使用した楽器に適した温湿度は、人間が通常の生活をする上で快適と感じる環境(温度は18~25度くらい、湿度は50%前後)が好ましいとされております。
引用元:ギターの管理環境について
湿度管理をしないときのギターへの影響
湿度が50%前後以外は、ギターにとっては悪影響を及ぼしてしまいます。ギターは木材ですから空気中の水分を吸って呼吸していることがよくわかります。
乾燥した木材のイメージ
- 相対湿度60%以上
梅雨の時期や夏場は特に気をつけなければなりません。
では、湿度が低くなるとギターにどんな影響がでるのでしょうか。
- 相対湿度40%
- 想定湿度35%
- 相対湿度30%
- 相対湿度25%
引用元:マーティン保管マニュアル, P6 , 8.湿度変化がギターに与える典型的な影響
乾燥しやすい冬場やマンションなど機密性の高い部屋は湿度が低くなりがちなので要注意です。
おすすめの湿度管理のアイテム
日本の平均湿度は60%~70%とも言われていますが、
大切なギターを故障させないためにもギターを保管する部屋の湿度管理はとても大切です。
湿度計
まずは部屋の湿度の状態を知るために、「湿度計」を用意しましょう。
愛用のギターを保管する部屋に一つあれば安心です。湿度と温度を測定できるものをおすすめします。
▼ TANITA社 デジタル温湿度計 TT-559
計測機器といえばTANITAでしょう。ギター専用ではないのでどのお部屋でもお使いいただけます。
▼ ピックボーイ AA-150 湿度計
『ギターに特化した湿度計』です。背面のマジックテープでギターのハードケースに取り付けることができるのでいつでも湿度のチェックができる優れモノ。ケースに入れてもかさ張らないコンパクトな湿度計です。
加湿器・除湿器
気候に左右される湿度は、「加湿器・除湿器」を使ってコントロールすることがベストな対策です。
Martin社の工場では、常に22.2℃で湿度50%に保って品質管理をしているようです。せめて湿度だけはきちんと管理するのがギター愛好家への道ですね。
調湿剤
加湿器や除湿器で部屋の湿度を調整できればベストですが、簡単なアイテムでギター周辺の湿度を調整することもできますので紹介いたします。大切なギターを守ってあげましょう。
▼ ピックボーイ H-95
湿気が多いときは吸い取り、少ないときは吐き出す仕組みで湿度を調整します。2パック入りで効果は半年継続し、防錆効果と消臭効果もあります。
▼ FERNANDES ドクタードライ
FERNANDESドクタードライも前のピックボーイと同じ仕組みで湿度を調整します。2パック入りで効果は半年程度となります。同じく防錆効果と消臭効果もあります。
▼ Greco DRY CREW
グレコのDRAY CREWは香り付きで柑橘系フレイバーが感じられます。1袋入りですが、効果が6カ月から最長で12カ月も続くのが特徴です。※他の香りや香りなしもあります。
▼ ご紹介した3つの調湿剤まとめ
品名 | 効果継続 | 内容 |
ピックボーイ H-95 | 6カ月 | 2パック |
FERNANDES ドクタードライ | 6カ月 | 2パック |
Greco DRY CREW | 6カ月~12カ月 | 1パック |
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湿度調整ツール
▼ MOISS GUITAR CARE MOISS2 CG1
アコースティックギター用の湿度調整ツールです。これまで紹介したものとの違いは、インジケーターにより湿度が一目でわかるのが特徴です。動画では湿気を吸収する様子が一目瞭然です。
MOISS Guitar Careは一般的な乾燥剤として使用されるシリカゲルの2倍の吸湿量と5倍の吸湿スピード、さらに吸湿だけでなく放出もできる日本製機能性素材を使用した調湿アイテムです。製品の表面に取り付けられたインジケーターにより調湿だけでなくモニタリングも容易になりました。引用元:HOSCO社HP
一時的な湿度管理
湿度を管理するアイテムがいますぐ手元になくても、アイデア次第では湿度管理はできますのでご紹介します。
- 湿気対策
・吸湿剤を部屋に置くことで急場をしのぎましょう。
- 乾燥対策
・濡れタオルやハンカチを部屋に干すことで乾燥を防ぐことができます。
まとめ
ギターも人間と一緒で快適に感じる湿度は50%前後です。快適な環境で保管することがとても大切です。
- 主要ギターメーカー3社とも湿度を50%前後に保つことを推奨しており、湿度管理は必須
- 湿度管理をしないと、ギターのひび割れが発生したり、木材の膨張を引き起こしてしまう
- 湿度を調整するには、加湿器や除湿器を利用したり、調湿剤にて湿度管理を行うのがのぞましい
▼管理人が利用している調湿剤です
最後までお読みいただきありがとうございました。
ギターを保管する際の参考になれば幸いです。
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こんにちは!当サイトにお越しいただきありがとうございます。 Martin ooo-15Mを所有している管理人が、実際にMartin社に問い合わせたことをもとに「弦のゆるめかた」について解説しています。 […]
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